葬儀に参列する事は多くても、遺族になるということは、数えるほどしかないと思います。
しかし、遺族として知っておくべきマナーはたくさんあります。いざという時に慌てないように、あらかじめ知っておくとよいでしょう。
遺族のマナーと心得
●準備の際のマナー・心得
・葬儀の形式
葬儀には、仏式式、神式、キリスト教、無宗教などがあります。
葬儀の形式は、故人が信仰していた宗教があれば、それを尊重するようにしましょう。
信仰がない場合は、一般的な仏式か自由な形式になると思います。
葬儀の日時は、まず菩提寺の僧侶と火葬場のスケジュールを確認し、
・葬儀の日時
親戚が遠方などにいる場合は、都合を考えながら決めましょう。
私の参列した葬儀では、遠方にいる親戚に合わせて、通夜を二晩してから、葬儀を行なうというケースがありました。
・葬儀の場所
自宅、寺院、葬祭場などがあります。
早めに場所を決めて、関係のある人達に連絡するようにしましょう。
・通夜・葬儀日時の連絡
一人づつ連絡するのは無理なので、親しい人に連絡して、そこから次へ連絡してもらうよ
うにします。
会社の上司やお世話になった人などには、直接自分で連絡するようにしましょう。
・喪主を決める
喪主は、故人に代わり弔問を受ける重要な役割があります。通夜までに決めます。
一般には、法律上の相続人が喪主を務めるようです。
夫婦の一方が死亡したとき・・・配偶者
親が死亡したとき・・・長子
また、未成年者が喪主の場合は、親族の一人が後見人になります。
まれにですが、故人に縁者がおらず、友人などが喪主の代わりをつとめるばあいは
「施主」といいます。
●喪服
・男性
1.和装
羽織・・・黒羽二重染め抜き五つ紋
袴 ・・・仙台平か博多平
帯 ・・・角帯
足袋・・・白か黒
草履・・・鼻緒が白か黒のもの
2.洋装
スーツ・・・ブラックスーツ
ネクタイ・・・黒
シャツ・・・白
靴・靴下・・・黒
・女性
1.和装
着物・・・黒無地染め抜き五つ紋付き
(冬=羽二重か一越ちりめん、夏=平絽か、紗)
下着・・・白
半襟・・・白
帯 ・・・袋帯の黒無地
帯締め・・・黒
帯揚げ・・・黒
足袋・・・白
草履・・・黒
バッグ・・・黒
2.洋装
黒無地のアフタヌーンドレスが正装ですが、黒無地のワンピーススーツ・アンサンブル
でもいいです。夏でも長袖を着用し、肌が透けるものは避けます。
ストッキング・・・黒
靴・・・装飾の無い、黒
アクセサリー・・・一連の真珠(できるだけ控えます)
和装・洋装とも化粧は控えめにします
・子ども
学校へ行っている子どもは制服がのぞましいです。制服がない場合は、未就学児は暗めの服装を選びます。
●通夜でのマナー
・席次・・・
祭壇に向かって右側が遺族、親族です・喪主から順に血縁の深い順に座ります
・弔問客への対応・・・
喪主や遺族は、弔問時間帯に故人の遺体のそばから離れないようにして、
出迎えや見送りをしません。
遺体のすぐ近くにいて弔問客に丁寧に返礼し続けるようにします
●葬儀でのマナー
・弔辞・弔電の確認
・供花、供物の確認
・読教や戒名の際のお布施を準備しておく
●火葬のマナー
・「火葬許可証」を必ず持参します
・棺の中にいれてはいけないもの
・缶詰、栓付のビン類は火葬中に爆発する恐れがあります
・ガラス(空きビン含む)、鉛、アルミニウム類、プラスチック、硬貨は、ほとんどが溶 けてしまいます。お骨に付着する可能性があり、拾骨時の障害になるので避けます
・書物、綿類は火葬時間が長くなります。また、お骨が多量の灰に埋まる可能性があり、 拾骨の障害となるので避けます
・果物類は火葬時間が長くなります。また、拾骨の際に異臭を発しますので避けます
特に、故人が身につけていたり、大切にしていたメガネ・ライター・ゴルフクラブ・アクセサリーなどを入れてあげたくなりますが、これらの金属製品はいれることが出来ませんので注意します。
・骨あげ
収骨には竹ばしを用います。二人一組になり、一片ずつはさんで骨壷に納めます。
一度拾ったら次の人に渡します。この際、骨を落とさないように気をつけます。
足から順に腕、腰、背、肋骨へと順に拾い、最後に頭部を骨壷に入れます。
仏の骨は最後に故人と最も縁の深い二人が拾います
骨壷は白布の箱に納め、喪主両手で抱え持つようにします
●葬儀後のマナー
・香典返し・・・
忌明け後(四十九日後)に、香典への返礼として、あいさつ状を添えて品物を贈ります。 品物の金額は、香典の4~5割程度です。
・法要・・・親戚や近親者を招いて法要をします。
日時や場所が決まりしだい出きるだけ早く連絡をするようにします。
中陰法要(初七日~四十九日法要)
初盆
一周忌(亡くなった翌年)
三回忌(亡くなった翌々年)
七回忌(満六年目)
十三回忌(満十二年目)
十七回忌(満十六年目)
三十三回忌(満三十二年目)
五十回忌(満四十九年目)
があります。こらは、年を追うごとに簡素化されているようです。
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