人は生きています。そしていつかは死んでしまいます。
しかし、私達は、自分がいつかは死んでしまうという事を
わかっていても、それを身をもって経験する事はできず、
他人の死を通して経験します。
ある程度の年齢に達したら、ほとんどの人が葬儀・葬式に参列すると
思います。それは、親族であったり、友人・知人であったり。
いずれにせよ、自分と何かしら関係のある人です。
家族や親友など、その関係が親しければ親しいほど、
人の死は受け入ることが難しくなっていきますよね。
葬儀・葬式は、形式はいろいろありますが、人の死後、必ず執り行われる儀式です。
葬儀は、故人の天国へ送るためだけではなく、残された人々が人の死をいかに心の中で受け止めて、自分の中で処理していくことを助ける役割があります。
そのほかにも、いろいろな面でその役割をになっています。
1.社会的な役割
死亡届を提出するなど、様々な手続きによって、今まで社会の中で
生きていた者が、社会の中からいなくなったという事を告知します。
2・物理的な役割
火葬(土葬)することで、去りゆく者との別れを認識します。
3.文化・宗教的役割
死者の霊を慰めるという意味の儀式
4.心理的役割
死とは、とても受け入れがたいものです。
しかし、ずっと引きづっている事はとても辛い事です。
人の死と決別し、その区切りの儀式として葬儀を行ないます。
また、残された人々の悲しみの心に寄り添い、
慰めあう場所でもあります。
5.社会心理的役割
葬儀を執り行う事で、崇りや死霊への恐怖感の緩和をします。
私も、友人・知人・親戚などの葬儀に参列した事がありますが、
葬儀に参列する事により、その人の死を受け入れる事ができました。
残された人達と、思い出を語り合う事で、お互いの心の寂しさを和らげ、
これからの生活いおいて、私が生きている限り、故人がいつまでも心の中で生きつづけているということを実感しています。
日本の葬儀の大部分は仏式で行われています。仏式も宗派によって形はいろいろあるようです。その他、神式、キリスト教式、プロテスタント教式など宗教の数だけ葬式の形はあるようです。
1630年代に、日本人全員を近くの寺に帰属させる寺請制度が始まりました。1700年代には、位牌、仏壇、戒名といった制度が導入されて、葬式に僧侶がつくようになったといわれているそうです。
ちなみに、1950年代に、イラクのシャニダール洞窟から6万年前のネアンデルタール人のものと思われる人骨が発見されました。その人骨の周りからおびただしい数の花の跡である「花粉」が発見されたそうです。これにより、ネアンデルタール人は葬儀を行なった最初の人類ではないかという説が発表されました。
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